アコースティックギターやウクレレは、エレキギターと違って、購入時にストラップピンの付いていないものが多いです。
でも、やっぱり立って弾きたいですよね?
これを読めば、悲しい思いをしなくてすむよ!
失敗してしまう落とし穴を回避しよう!
正しいストラップピンの取り付け方
はじめに
人間というのは愚かな生き物である。
毎日のように訪れるピンチを(ギリギリではあれ)切り抜けたり、様々の記憶を引っ張り出しては、それらを重ね合わせることによって、新しいものを生み出したり、ツッコミできないような正しいチョイスをしたり、と、まあ基本的な能力は素晴らしいのだが、それで得意になり、自分はこんなにも凄いのだとひけらかしては恥をかき、恥ずかしいから以後気を付けようと、そのときは固く誓うのに、日付の変わる頃には、すっかり忘れて、あーーーーーーーっ!
すみません。取り乱しました……。
さて、アコギにも少しずつだけれど慣れてきたし、そろそろ立って練習しないといけないなあ(そうしないと、ステージを駆け回ることができないしなあ)。
そう思っているアナタは、よし、ストラップピンを取り付けよう!──と、きっと行動に移すハズ!
しかし、ちょっと待ってください。
そこには大きな落とし穴が待ち受けているのかも知れないのですよ。
取り付け失敗の例
わたしは何十年もギターを弾いています。
しかし、たかがストラップピンだからと舐めてかかった結果、とんでもなく痛い目にあってしまいました。以下の画像をご覧ください。
これは、木ネジを絞めていって、最後のひと捻りでネジの頭がポキンっと折れてしまったときの画像です(ピントが合っていないのはゴメンナサイ)。
ベテランでも失敗したのは何故か?
完全に舐めてかかっておりました……。
魔が差したとでも言いましょうか。いつもなら失敗しないように取り付けをするのですが、なんか動くの面倒だし、時間も無いし、どうせ嫁ちゃんのギターだし……と、正しい方法で取り付けませんでした。
で、ポキっと(笑)。
なに笑てんねん。
……。
失敗をしない方法
これはもう、ズバリ言います。
- 必ずドリルを使って正確に開けておきましょう。
- ネジの太さよりも、ひと回りほど細いドリルを使います。
- 深さは、ネジの長さを測っておきましょう。
自信のない人は、楽器店などのプロに任せるか、ピンを取り付けないやり方でストラップを使用してください。
以下のような方法でもストラップを使用できます♪
極端な話、事務紐でも靴紐でも何でもオーケーですよ。
でも格好良くないかも……。
失敗したときの対処法
失敗してから記事に辿り着いたひとはチェックして下さい。
ネジが折れてしまった場合
今回はわたしが実際に経験した「ネジが折れた場合」について。
こうなったら、もう摘出手術してやるしかありません。
以下の流れで行います。
とにかく掘ります。
悲しいけれど、掘ってネジを取り出します。
これが摘出されたネジです。
この後が大変です。
空いた穴を埋めるのです。
適当な木が無い場合は「割り箸」の加工で構いません。
穴から少し膨らむ程度に、埋め込みます。
埋めた「割り箸」の隙間に「瞬間接着剤」を染み込ませます。
そして、表面が平らになるように、耐水ペーパーでヤスリがけをします。
これがヤスリがけを終えた段階です。
傷跡が痛々しいですが、このあと研磨剤などで磨き上げて、細かい線傷を目立たなくしてやります。
焦らずに、根気よくやりましょう!
お前が言うなよ。
私の愛用しているのは ピカール ネリ というもの。仕事で使わないのであれば、数百円で、数年は使える量です。
この後、本当は「塗装&ヤスリがけ」なのですが、見えにくい箇所&嫁ちゃんのギターなので省略します。
今回、埋めた後は「マッキー極太(黒)」を塗って、目立たなくしましたYo♪
おい……。
そして最初からやり直す
ようやく振り出しに戻ったので、今度は面倒臭がらずに、ちゃんとドリルを使って下穴を開けます。失敗したら余計に面倒臭いので。
そして完成♪
マッキーだけれど、目立たないよね!……ねっ!
ストラップピンの取り付け方 まとめ
木ネジで取り付けるだけだけなので、かえって失敗してしまうひとが、実は多いです(プロもいちどは失敗しています)。
以下のポイントを守りましょう!
- いきなり木ネジで締め込むのは絶対にやめること。
- 必ずドリルで「下穴」を開けること。
- 失敗が怖い場合は「プロに任せる」か「ストラップコネクターを使用する」こと。
- もし失敗したとしても、諦めないこと!
高級なギターや古いギターには粘りのある材木が使われていることがあるので、特に注意が必要だよ!
いかがでしたか?
この記事があなたにとっての助けになれば幸いです。
質問があれば、お気軽にコメントを下さいね♪
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