最新のお知らせはコチラから >>

アスペルガーの私が「仕事を選ぶとき」に気を付けたこと

家の前でガッツポーズをする男
アスペルガー症候群

アスペの皆さん、こんにちは!
同じくアスペの、ごーじん(@smil3jane)です。

いやあ、アスペルガーの仕事選びって、大変ですよね。
周囲に理解があれば、大抵のことは出来ると思いますが、やはり迷惑をかけてしまう場面は多いです……(涙)。

そこで今回は、私が仕事を選ぶときに気を付けたこと(気を付けること)についてを記事にしようと思います。どんな仕事が無理なのか、何なら問題なくできるのか──などを、自分の経験を元に書いていきますので、あなたが仕事を選ぶ際のヒントにしていただけたらと思います。

アスペルガーの仕事の選び方

結論から言います。

アスペルガーは仕事に向いていません(涙)。

いや、たしかにその通りなのですけれど、ここで「何故」を掘り下げなければ、アスペの名が廃ります!(なんだよ、それ)。

あ゛あ゛あ゛……(涙)。

元気出せよ。

(涙を拭いて、話を続けますっ!)

数年後を想像して決める

初めに考えなければならないことは何か?
これは同じ仕事を長く続けたいときに重要なことなのですが、「数年後の自分を想像する」必要があります。
これは私が何かを始めるときに、いちばん気を付けていることです。
なぜなら、好きなことをやり続けることは得意なのですが、そうでもないこと(特別な興味を持っていないこと)の場合、段々と疑問を持つようになってしまうからです。

(どうして、これをやっているのだろう?)
(どれだけやったら終わるのだろう?)

こうなったら、もうお仕舞いです。
例えるのが難しい感情なのですが、……なんだか悲しくなってくるのです。涙が出てきちゃう。興味のないことは早く終わってスッキリしたいのに、やめると収入がなくなってしまう。続けなければならない。この時間にもっとやるべきことがあるはずなのに。嗚呼、悲しい……。

これの酷い時は「すべて」を終えたくなるので、注意が必要です。

数年後、これをしている自分は幸せかな?
疑問を持っていないかな?……そんなことを、いちばん最初に考えます。

消去法で決める

お金持ちの家柄で、働かなくても大丈夫な環境の人は、何も問題はありません。しかし殆どの人は働かなくては生きてゆけません。
すぐに疑問を持ってしまう我々アスペルガーは、「何をやりたいか」以上に、「何なら気にならないか」に重点を置いて、仕事を選ぶ必要があります。

「何なら我慢できるか」ではなく「何なら気にならないか」です。

あなたはどうですか?
我慢ってできます? 私は無理なのです。これは結論です。「我慢しろ」と怒る人もいるかも知れませんが、我慢する努力よりも、我慢しなくても良い環境を模索する方が、アスペルガーには向いていると思います。

我慢しないのって、悪いことではありません。
我慢って、負担ってことですよね? 私にはそれの意味が解りません(涙)。

あ、娘(限りなくアスペ)がイライラしているときに、私も口では「我慢しなさい」って言いますよ。……でも、もう少し娘が大きくなって深い話ができるようになったら、どうすればイライラしないかをいっしょに考えたいと思っています。だって、我慢は解決に結びつかないものね。アスペが物事を理解するには全てを知る必要があります。なぜイライラするのかを考えて、根本を変えてしまう方が簡単です。

閑話休題。

我慢する必要のない仕事。
例えば、散歩をしたり、ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、歯磨きをしたり……その延長で考えられるような仕事です。単なる日常と思える仕事。そういった基準で考えてやることが大切だと思います。淡々とこなせる仕事。
それなら「いつまで?」という疑問を持たなくて済みますよ。

あ、別に仕事を舐めているわけではありませんよ!

職場をチェックする

これは店頭の仕事に限ってかも知れませんが、実際に働くかも知れない職場に行って、チェックするのもアリだと思います。

店の雰囲気や、そこに苦手そうな人はいないか、もしオーナーとか店長とかが店頭にいる場合は、その人を観察するのが良いです(たいていボスの性格で店の方向性が決まるからです)。

これは嫁ちゃん(アスペ)の話なのですが、娘を保育園に預けるようになって、「よし、とりあえず働くか……でも探すの面倒だし、バイトだし、どこでもいいや!」──と、てきとーに決めた職場の某ショップは、彼女にとって最低でした。なんというか……色々と宗教じみていたのです!(涙)。

半年で辞めました。

その半年間、ストレスのため生理も無し。
そのくらい酷かったです。
話を聞いて納得。システムも信念も、まるでマルチのそれでした。

やはり、テキトーに決めてはいけません!

ま、甲斐性のない僕が悪いんですけどね(涙)。

そう思う。

その後、彼女は別のバイトを始めたのですが、そこはまるで天国のよう♪……というか、当たり前のことが当たり前として認められた職場でした。

コンビニなんですけどね。以前から客として利用していたお店なんですけど、その頃から「この店舗、いつも感じいいよねー」って話をしていました。やはり感じの良いところは働く立場になっても気持ち良く働けるようです。これは、オーナーを始めとした従業員の人柄ですね。あと、不思議なのですが、感じの良い店には感じの良い客が集まるので(何かしら感じるところがあるのでしょうね)、それも良かったのだと思います。

職場チェックなどの情報収拾は必要です!

心配をおかけしました…

アスペルガーの特性を活かす

これは環境が整っている人(お金持ちの家柄)限定なのですが、自分の得意分野を徹底的にこなせば、結果はついて来ると思います。
例えば、芸術家タイプのアスペルガーの場合は、絵画や音楽、小説など。
これらの中で「誰にも負けない」と思うものがあれば、それをひたすらに続けてやれば良いと思います。感性は元から人とは違うので問題ありません。とにかく実験&訓練の繰り返しで技術を磨きましょう(技術は必要です)。

気を付けることは「どこにも所属しないこと」です。あくまでも個人事業主でないといけません。誰かの指示に従っていてはアスペの意味がなくなります。作品に対してはワガママで良いと思います。もちろんスポンサーは要りません。注文に従って作るのではなく、出来上がったものを発表して下さい。

成功するまでの生活費が既にあるのであれば、いちばん幸福なパターンだと思いますよ。

絵描きの男

アスペルガーに出来ない仕事

仕事を選ぶ時に気を付けることは確認できましたか?
アスペルガーは繊細でストレスに弱いですし、ものの覚え方が遠回りなので、慎重に選びたいところです。

それでは次に、アスペルガーに出来ない仕事についてをお話します。
出来ないことを無理にやる必要はありません。積極的に選択技から外しましょう!

苦手は誰にでもあるものです。

覚えることの種類が多い

一点集中が得意で、「マルチタスク? なんだそれ?」のアスペルガーは、複数の作業を同時進行でこなすことがとても苦手です。シミュレーションしてみて、そうなる可能性の高い仕事は避けた方が良いでしょう。
が、絶対にできないわけではありませんよ。覚えてさえしまえば、複数の作業を「大きなひとつ」と捉えることができます。ただし、そうなるまでには時間が必要ですので、それを周囲に理解してもらわないといけません(周囲に理解がないと、ここでつまずきます……。涙)。

(これは理解のある良い環境に巡り会えれば、問題ないのかも?)

イレギュラーが多い

同じ服が落ち着いて、食事も同じメニューを好んで、同じ道を通って、同じ人とコミュニケーションをとって──など、「同じ」であることを何よりも好む我々アスペルガーですから、予期せぬ事態を対処することが大の苦手です。

新たな決断までに何日もかかります。

「同じ」を好む理由のひとつには、「失敗する可能性が低い」というものがあると思います。失敗することが怖いのです。失敗を必要以上に恥ずかしく思います。これは生まれつきなのか、成長の過程で恐怖を覚えるようになったのかは未だ分析していませんが、とにかく失敗は許されない。だから「同じ」を好みます。

美味しかったものは、もういちど食べても美味しいでしょう? そんな感じです。要らないチャレンジはしないのです。

臨機応変なんて、そんな機能は備わっていません。
考えられる全てのパターンを覚えて、その中でしか対応できないのです。それは職種によっては膨大な量になりますので、できるだけ「変化の少ない」仕事を選ばないといけません。

スピードを要する

良くも悪くもマイペースな我々は「時間」と仲が悪いです。
やり始めてしまえば徹底的にこなしますが、やる気スイッチがいつ入るのかは本人にも判りません(涙)。
そもそも、いちにち24時間のペースで生きていないのかも知れません。というか、食べたい時に食べて、寝たい時に寝る。それがいちばんの自然で、そのようにしか行動できないのかも?(理性が無いのか?涙)。

自分のペースと仕事のペースが合えば何も問題はありません。
が、できれば時間に縛られない仕事が好ましいです……。

アスペルガーが仕事で気を付けること

さて、仕事が始まりました!──となった場合、何に気を付けなければならないのか……、私の場合は以下の通りです。

何度もシミュレーションしておく

ズバリ「予習」です!
興味が無いことの勉強は嫌いなので、とても難しいのですが……、やる気スイッチが入った時に集中して、仕事の中で起こりうる可能性のある事柄について、脳内でシミュレーションします。それはもう、色んなパターンで。
事前に、イレギュラーをレギュラーに変えておくのです。そうすれば、予期せぬ事態を予期していたことになりますので(ややこしいな)、すでに仕上がっている答えにそって行動するだけで済みます。

これね、ちょっとした旅行に行くときでも同じことをしています。
地図を印刷して、ルートを決めて、どこで給油をして、どこで何を食べるか……。もし問題が発生した場合、どのようにするのか……。
たぶん、一般的な「旅のドキドキ」なんて無いです(笑)。でも、予定通り無事に終えることが、私の旅の目標です。無事がいちばんです。
けっこう楽しいですよ♪

今は検索で色んな情報が出てきますので、調べるのも楽になりました。
いやあ、有り難い話です。

そんなわけで、予習!
これは普通以上にしておいた方が良いです。

自分のルールを決める

前任者のパターンを覚えた後は、必ずアレンジして、自分のルールを決めます。これは理由なく行なっていたことに、理由をつけてやるためです。
我々は、何をするにも理由が必要です。意味の無いことが嫌いなのです。

前任者や教育係が、作業の理由や工程の意味、この後どうなるのかなども教えてくれるのであれば、ラッキーです! アレンジは最小限で済みます。

周囲に迷惑がかからないようなアレンジでなければなりません。アレンジしたら、問題が無いか確認を取った方が良いでしょう。

苦手なことを伝えておく

アスペは、一見すると何でもできる人に思われがちです。目がキラキラしているからかしら?(←おいおい)。しかし覚えるのが極端に遅いので、悪い方のギャップに驚かれてしまうこともあります。
周囲が話せる環境であれば、思い切って苦手を打ち明けてしまった方が、気持ちが楽になると思いますよ。

よく「一から十まで言われないとわからないのか!」と怒る人がいますが、ハッキリ言ってわからないですよっ! というか、先ず、怒るという意味が解らない。それ必要? ワガママなの?(←おいおい)。

だから予め、「ぼく、一から十まで言われないとわからないんですよ。テヘペロ」と言って、過剰に細かく教えてもらうべきです。
いちど覚えてしまえば、我々は失敗しないので、逆に評価は上がると思いますよ♪

人を見下さない

良いところが仇となってしまう場合も多くあります。

アスペルガーは基本的に、頭が良くて真面目です。これは良いところのハズなのですが、社会に出るとマイナスになってしまう可能性があります。
つい社会や職場の無駄や、ダメなところを許せなくなってしまうのです。「こうすればもっと良くなるのに、どうしてそうしないの?」──それが態度に出てしまうと、単に嫌な奴だと思われます。
アスペは自分では出来ないのに、良い点、悪い点の判断だけは出来てしまうのです。

いっそのこと馬鹿になりきるか、起業してしまったほうが楽かもしれません(それはそれで面倒なのですが)。

アスペルガーの仕事選び まとめ

いかがでしょう?
なんとなくでもイメージしていただけたのなら嬉しいです。

以下に簡単にまとめます!

  • その仕事を始めて数年後の自分を想像してみる。
    (幸せかな? 仕事に疑問を持っていないかな?)
  • 何なら日常に溶け込むのか、で考える
    (食事や入浴のように、気にせずに出来るか)
  • 可能であれば、事前に職場をチェックする。
    (店舗なら、店や働く人の雰囲気を見る)
  • お金持ちなら、好きなことをやり続ける。
    (折角のチャンスです!)
  • 同時進行の作業が多い仕事は向かない。
    (作業を順番にこなすことは可能)
  • 臨機応変な対処が必要なものは向かない。
    (パターン化しやすい仕事が良い)
  • 時間に追われるものは向かない。
    (ある程度マイペースが許される仕事が良い)
  • 仕事の前にしっかりと予習をする。
    (色んなパターンをシミュレーションする)
  • 自分専用のルールに作り変える。
    (内容の意味を確認することもできる)
  • 事前に苦手な内容を伝えておく。
    (一から十まで言ってもらう)
以上、報告します!
 

家事や子育てが好きな私にいちばん向いている仕事は「主夫」なのだけれどなあ。

間違いではないと思う。

コメントをどうぞ

タイトルとURLをコピーしました